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【お盆準備】お盆飾りは使い回しても大丈夫?NGな飾りと再利用のポイント解説

お盆が近づくと、親戚が集まる、家族で迎える静かな時間、そして何より「ご先祖様をお迎えする」特別な数日間。

そんな中で毎年悩むのが「お盆飾り」です!

「去年の精霊馬、使っていいのかな?」

「提灯って、毎年買い替えるのが正式?」

「飾りを再利用したら失礼になる?」

このような疑問を抱えている方、多いのではないでしょうか?

特に最近では、環境への配慮や節約の観点から「使い回し」に関心が集まっている一方で、「それってバチ当たりじゃないの?」と不安になる人もいるのでは?

この記事では、お盆飾りの再利用について、してもいいもの・ダメなものを明確にしながら、マナーと実用性のバランスがとれた「令和流のお盆準備」を解説します!

経験談も交えつつ、安心してご先祖様をお迎えするためのヒントをお届けしますね♪

目次

お盆飾りって何を準備すればいいの?基本をおさらい!

お盆の準備って、実は地域や宗派によってかなり差があります。

とはいえ、多くの家庭で共通して使われる定番の「お盆飾り」もありますよね。

まずはその基本から、しっかり押さえておきましょう。

精霊棚(しょうりょうだな)の基本セット

一般的に、お盆飾りの中心となるのは「精霊棚(または盆棚)」です。

これはご先祖様の霊を迎えるための特別な祭壇。以下のようなものがよく置かれます。

  • 精霊馬・精霊牛(しょうりょううま・うし):きゅうりやナスで作られた動物。ご先祖様の乗り物の意味。
  • 提灯(ちょうちん):霊が迷わず帰ってこられるように灯りをともす役割。
  • 真菰(まこも)の敷物:精霊棚の土台になることも。
  • 水の子・閼伽水(あかみず):霊の渇きを癒すために用意。
  • 季節の果物や野菜:供物として。

これらを丁寧に飾り付けて、お盆の間は毎日お線香やお供え物を欠かさないようにします。

地域によっては「迎え火・送り火」も

玄関や門の前で、麻がらや松明(たいまつ)を焚いてご先祖様を迎えたり送ったりする風習もあります。

これらは焚き捨てるものなので、再利用とは無縁。

だからこそ「捨てていいもの」「再利用できるもの」の見極めが重要なんですね。

再利用OK?NG?使い回すとバチが当たるお盆飾りとは

「使い回し=バチ当たり」と感じる人もいますが、すべてがNGというわけではありません。

ポイントは「消耗品かどうか」「意味を持つ飾りかどうか」が重要になってきます!

基本的に再利用NGな飾り

以下のものは「その年限り」のものとされ、再利用は避けたほうがいいとされています。

  • 精霊馬・精霊牛:自然素材(ナス・きゅうり)なので腐りやすい。意味合い的にも新たに作るのがマナー。
  • 水の子や供物:生ものなので再利用不可。
  • 迎え火・送り火の灰や残り火:捨てるべきもので、再利用はしません。
  • 真菰の敷物:穢れ(けがれ)を取り払う意味があるため、使い回さないのが通例。

再利用してもOKなお盆飾り

逆に、次のようなものは大切に保管して翌年も使ってOK!

  • 盆提灯:上質なものは毎年使うのが一般的。保管に気をつければ長持ちします。
  • 飾り用の台座や仏具類:家宝のように大切に扱えば問題なし。
  • 人工の造花や飾り物:清掃して保管すれば再利用可能。

私の実家では、祖母が亡くなったあとも「これは家族の歴史」と言って、変わらず大切にしているものも飾っています!

再利用するならここに注意!保管方法とメンテナンスポイント

飾りを再利用するには「保管」がカギになります。

適当に押し入れにしまうと、翌年にはカビだらけ…なんてことも。

ここでは、アイテム別の保管とメンテナンスのコツをご紹介します!

提灯や造花は「乾燥・防湿」が命

盆提灯は紙と木でできていることが多く、湿気が大敵!以下のような点に気をつけましょう!

  • 使用後は陰干ししてしっかり乾燥。
  • 元の箱に入れて乾燥剤(シリカゲルなど)を同封。
  • 湿気の少ない部屋、できれば押し入れではなくクローゼットへ。
  • 年に1回、取り出して状態チェック!

造花や飾り物も、同様にほこりを落として新聞紙で包むなど、素材を傷めないよう工夫して収納を。

台座や仏具は「磨く」ことで長持ち

仏具類は再利用が前提なので、年に一度のお盆の前に磨く・拭く・点検するのが基本です。

金属製のものは酸化防止のため、柔らかい布で空拭きするだけでもOK。

私の叔父は、仏具のくすみを気にして毎年「金属磨き」を使ってピカピカに仕上げていました。

少し手間はかかりますが、「これもご先祖へのおもてなし」と思えば、苦ではないですよね。

現代流・お盆飾りの選び方と心構え

お盆飾りの再利用には、心情的に「気が引ける」こともあるかもしれません。

そんな時に知っておきたいのが、「心を込める」ことの大切さ。

形式よりも気持ちを大切にする現代のお盆スタイルも広がりつつあります。

宗派や地域の風習を確認しよう

一度、家族や地域のお寺の方に相談するのも手。特に地方では独自のしきたりが残っていることが多く、勝手な判断で省略すると後々トラブルに…。

「うちは浄土宗だからこの飾りはいらないよ」とか、「迎え火は絶対やらないとダメ」というような情報も得られるかもしれません。

モダンな飾りで省スペース&再利用OKに!

最近では、省スペースで飾れるコンパクトな精霊棚セットやLED提灯も登場しています。

これらは再利用前提で設計されているので、保管もラクで経済的。

「お盆を大切にしたいけれど、形式に縛られたくない」という若い世代向けに、インテリア風のお盆飾りも人気!

故人の写真と造花だけ、というスタイルも増えており、大切なのはどう飾るかより、どう心を向けるかです。

まとめ

お盆飾りの再利用は、「NGなもの」「OKなもの」を正しく理解し、心を込めて準備することが何より大切です。

再利用NGな飾り:精霊馬、供物、真菰、迎え火など

再利用OKな飾り:盆提灯、仏具、造花など(保管方法に注意!)

そして、何より大事なのは「ご先祖様を想う心」です。形式にこだわりすぎず、現代の生活スタイルに合ったお盆の迎え方を選びましょう。

今年のお盆は、「再利用=手抜き」ではなく、「再利用=大切にする心」として、心温まる時間を過ごしてみませんか?

大切な人たちと、故人への思いを分かち合える素敵なひとときになりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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