「アイスランド」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?
広大な氷河と火山、幻想的なオーロラ、世界的に有名な温泉「ブルーラグーン」。その壮大な自然のイメージは強烈ですが、実はそこに住む人々の暮らしぶりも、世界中から注目を集めているんです!
アイスランドは、人口約37万人の小さな国ですが「世界幸福度ランキング」では常に上位にランクインし、環境意識の高さや福祉の充実、シンプルで効率的な生活スタイルが「理想的な生き方」として語られることが増えています。
「自然に囲まれて暮らす」だけでは語れない、アイスランドの魅力あるライフスタイル。一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?
この記事では、アイスランドに移住している僕の体験談から、人の暮らしを深掘りし、私たちの日常にも取り入れられる「心地よい生き方」のヒントをお届けします。どうぞ最後までお付き合いください。
アイスランドの自然と一体化する暮らし!
まずは、アイスランドに移住生活している僕が驚いた、アイスランドの自然な暮らしについて解説します!
環境大国アイスランドの誇り:地熱と水力が支える暮らし
アイスランドの暮らしを語るうえで外せないのが、その驚くべきエネルギー事情です。
実は、アイスランドで使われるエネルギーのほぼ100%が再生可能エネルギーなんです!
地熱と水力を利用して電力を賄い、家庭の暖房までほとんどが地熱でまかなわれています。このおかげで、アイスランドは世界で最も「クリーンなエネルギー利用」を実現している国として知られています。
たとえば、首都レイキャビクでは、電動バスが走り、自転車の普及も進められています。環境を守ることは特別な活動ではなく、アイスランド人にとっては日常の一部。エコな暮らしが「かっこいい」だけでなく「普通のこと」になっているのです。
こうした「自然と共存する暮らし」の文化は、観光地だけでなく家庭生活にも息づいています。アイスランドの家庭では、自分たちの住む環境に感謝しながら、自然をできるだけ壊さない方法で生活する努力を惜しみません。
自分たちの暮らしが地球に与える影響を意識する姿勢が、私たちにも学ぶべき大切な価値観だと感じますね。
週末は自然の中へ:アイスランド流のリフレッシュ方法
週末のアイスランド人の楽しみといえば、やっぱり自然とのふれあいです。
温泉巡りやハイキングはもちろん、冬にはオーロラ観賞、夏にはキャンプやクジラウォッチングといったアクティビティが人気です。特にハイキングは、初心者向けのコースから上級者向けのトレイルまで幅広くそろっていて、誰もが楽しめる国民的な趣味とも言えるでしょう。
温泉といえば、「ブルーラグーン」は観光客に人気のスポットですが、地元の人々はあまり観光地化されていない隠れた温泉に足を運びます。単なるリラックスの場ではなく、家族や友人と語らう大切な「社交の場」でもあるんです!
この自然の中で過ごす時間が、アイスランド人の心を癒し、暮らしにリズムを与えているのでしょう。
世界一幸せな国?アイスランドの豊かな社会制度と人々の絆
次に驚かされたのが、アイスランドの豊かな社会制度と人々の絆についてです。詳しく見ていきましょう!
アイスランドはみんなが支え合う仕組み
アイスランドに移住した僕に「どうしてアイスランドは幸福度が高いの?」とよく聞かれることがあります。
その答えのひとつが、国全体で支え合う仕組み、つまり福祉制度です。
医療や教育がほぼ無料なことはもちろん、育児休暇が父親にも平等に与えられるなど、男女平等の観点でも非常に進んでいます。
たとえば育児休暇の場合、父親がしっかりと育児に参加できる環境が整っているので、母親だけに負担が集中することがありません。また、雇用の安定性が高く、子育てと仕事を両立しやすい仕組みが整っているため、家族全員が安心して生活できるのです。
税金が高いイメージがある北欧ですが、アイスランドでは「高い税金を払う価値がある」と多くの人が感じています
この納税意識の高さが、国全体の幸福感を押し上げている理由のひとつといえますね。
小さな国だからこその「顔が見えるコミュニティ」
アイスランドは人口が少ないため、人と人のつながりがとても濃密です。
誰かが困ったときにはすぐに手を差し伸べる「助け合いの文化」が息づいています。また、家族や友人だけでなく、地域全体でイベントを楽しむことも多いんです。
たとえば、毎年8月にレイキャビクで開催される「文化の夜(Menningarnótt)」は、音楽やアートの祭典として国内外で有名。街中がフェスティバル一色に染まり、アイスランドの人々の文化愛やコミュニティの結束力を感じることができます。
アイスランドのシンプルでも豊かに生きる生活
僕が次に感じたものは、アイスランドの生活では「ミニマリズムが光る暮らし」が役立ちます!
必要なものだけを選び取る
アイスランドのライフスタイルのもうひとつの特徴は、その「ミニマリスト」な生き方です。
物にあふれた生活ではなく、本当に必要なものだけを厳選して暮らす考え方が根付いています。これは、過去の厳しい自然環境や資源の限られた生活条件から生まれた知恵でもあります。
たとえば、家具やインテリアはシンプルで機能的なデザインが主流。自然素材を使い、色味も白やグレーといった落ち着いたトーンが好まれます。こうしたインテリアは、長い冬を室内で快適に過ごすための工夫でもあるんです。
地産地消を楽しむ食文化
食文化にもシンプルさが!アイスランドでは地元の食材を大切にする「地産地消」の考え方が根付いています。
魚介類やラム肉、温室栽培で育てた新鮮な野菜が、アイスランドの食卓を彩ります。
特に、自家製のヨーグルト「スキール」や、焼きたてのライ麦パンは地元の人々に愛される定番です。
アイスランド流!ストレスフリーな暮らし方のヒント!
アイスランドで生活しだしてまず感じたことは、ストレスフリーな暮らしが出来たことに感動しました。
ストレスフリーな暮らしとは具体的にどんなものか、解説していきます!
働きすぎない!ワークライフバランスを最優先
アイスランドでは、長時間労働はほとんどありません。
仕事は「効率よくこなすもの」という考え方が浸透しており、定時で帰るのが当たり前。その時間を家族や友人との団らんや、自分自身の趣味に充てるのがアイスランド流の働き方です。
休日には自然を楽しんだり、室内で読書やアートに没頭したりと、自分らしい時間を過ごす人が多いのも特徴です。
忙しい日々の中でも、自分の時間をしっかり確保することで、心のゆとりを保つのです。
まとめ
アイスランドの暮らし方を見ていると、豊かさの本質が物やお金だけでないことに気づかされます。
『自然と調和し、コミュニティで支え合い、シンプルで自分らしい暮らしを楽しむ』
そのどれもが、アイスランドの人々を幸せにする鍵です。
もしあなたも「もっと心地よく暮らしたい」と感じたら、まずは小さなことから始めてみてください。
自然の中で過ごす時間を増やす、身近な食材で料理を楽しむ、自分の好きなインテリアで心地よい空間を作る……そんな一歩一歩が、あなたの日常を少しずつ豊かに変えていくはずです!
アイスランドへの移住を考えている方の参考になれば嬉しいです♪最後までお読みいただきありがとうございました。
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